十時日記

十時に書くなら十時日記

22

ほぼ一日布団の中で本を読み過ごした。これは二週間ほど前から計画していたことだった。計画と言っても勝手に私が宣言し、それならばと夫も、積み本を消化するために参加してくれた。昨晩のうちに食料や菓子を用意しておいた。朝昼晩食事も摂ったし、不健康では無いと思う。バランスの良い食事ではないかもしれないが。

他人に背中を預けながら過ぎる時間は一言で表すと「まろやか」といったところだろうか。ましてや読書をしているので、これまで感じたことのない柔らかい気持ちを味わった。はっきり言って贅沢だと思う。だんだん不安になってきて途中少し泣いた。

朝、お土産のパン
昼、カップスープ、サラダ、海老焼売、肉じゃがの残り
おやつ、きな粉アイス、チョコブラウニー
夜、何でもオムライス

21

少し前生活用品を新調しに出かけて、食堂で泣きながら昼食をとったことがあった。その日は始終、面倒臭い女だった。帰り道に手に持っていた上着を道端に投げ捨てたことがあった。夫は怒っていたと思う。帰宅してから爆睡して、買ってきてもらった弁当をガツガツ食べた。

生存しているだけで十分だと思ってしまう。全ての創作活動がどうでもよく感じる。思考停止している訳ではないが、これは何のためにやっているんだっけと思い返してみた時に苦しくなることが圧倒的に増えた。夕飯を作っている時間の方が幸せを感じる。

最近夫がトーフビーツの真似をしてくれる。その他お気に入りのクラブミュージックを流してくれる。「踊ってよ」と頼むとクネクネ動くのでおかしい。彼がいなくなったらたぶん自殺するだろう。

20

休日は自身のコンプレックスと向き合わなければいけなくなる機会が増える。外出するのが嫌になって予定を狂わせている。ひとしきり泣いて午後、まあ夕方などにようやく玄関の外に出る勇気が生まれる。

電車の中でもだんだん泣けてくる。隣にいる夫にギョッとされる。困らせていると思った。こんなに手のかかる大人だと想像していただろうか彼は。

土日、各日、別ルートで夜の散歩をした。土曜は渋谷から新宿まで。日曜は新宿から四ッ谷まで。もうあんまり若くないので張り切って歩かなければいいのに、いざ始めてしまうと速度が上がる。自宅へ戻った頃には眠くなっていて、お風呂チャレンジにも失敗するし、いい睡眠をとり損ねる。汗臭いまま横になって、明け方びっくりして起きる。膨れ上がった瞼をマッサージしながらシャワーを浴びて布団に入るが、手遅れだと銃を突きつけられているみたいに朝日の気配を感じた。

最近夫は女性に人気の香りがするというシャンプーを手に入れた。そういう宣伝文句だったのだ。東急ハンズで見ていて、「これいいんじゃない」と冗談交じりに差し出してみると気に入ったようだった。「こすぱ」が良いようだった。
初めて使用した晩、匂いを確かめさせてくれたが、あんまり感じなかった。ただ、肌がやたらサラサラするようになった気がしている。

これもまた最近のこと。母、弟、私、夫の四人で映画を見た。おかしみのあるメンバーだった。弟は車椅子生活になってから映画館の座席に腰掛けていなかった。いつも車椅子マークのついたゾーンにぽつんと残されて鑑賞していたようだが、今回は初めて移り座らせてもらっていた。これだけでも、大きな変化に感じて泣きそうになった。
母親は弟の耳に向けて何か言っていたが、聞き取れたんだろうか。あの大音量のなか。

これ以上書けない、これに限らず詳しいことを書くと泣けてくるので。

19

本当に暑い。明け方からずっと鳴き続けているカラスもうるさい。近所に住み着いてしまったのか分からないが、ここ二週間くらいずっと鳴き声に悩まされている。思い切って、行政のサイトを覗いてみたのだが、住民からの苦情を受けた後、彼らは申請書なるものを提出したり、時間をかけて対象の観察しに行ったりしなければいけないらしい。
つまり、だいぶ面倒そうであった。そして酷暑の中、早々に対応してもらえるのかもわからないし、この悩みは自然に身を任せるより仕方ないのかもしれない。カラスが威嚇モードに入るのは子育て〜子が巣立つまでらしい。それがこちら側の四月から七月あたりに該当するらしいので、ピークは過ぎているはずなのだが。
まあいいか。そのうち慣れてしまうのかもしれない。

土曜、椅子と机が届く。嬉しくてすぐ組み立てた。持つのは三年ぶりくらいだろうか。自分の部屋ができたみたいだった。相変わらずモノが少ないのでさっぱりしている。

日曜、日中はずっと室内で穏やかに過ごした。もうすぐ読み終えるミステリー小説一冊あり。これを読んだらそろそろ古本屋に売りに行こう。夜はおたのしみ。夫がタピオカジュースを奢ってくれた。

朝、サンドイッチ、アイス
昼、炒飯、味噌汁、サラダ
夜、焼き鳥

18

先週の土日は、個人的にはおもしろおかしいことが多く、楽しかった。だが件の災害被害状況を目の当たりにし、また、諸々明らかになるに従い不安定な精神状態へ変わってゆく。今は非力でしかないと思ったり、素直に日頃の感情を表せなくなったりして、いらいらが募る。少し客観的にならないといけない。

そういえば、特定のユーザーだけ、このブログを閲覧不可にしたいのだが、そういったことは難しいらしい。どうしようかなと思う。URLを変えればいいか。ブログをうっちゃって、だんまりInstagramだけ更新し続けるとか。色々だ。

朝、ヨーグルトドリンク、ビスケット
昼、まかない
夜、バターチキンカレー、ナン、サラダ、酢の物

生きたい気持ち

日記ブログを一ヶ月くらい放置していたが、その間も色々あったと思う。存在を忘れている訳ではないのだが、いざ書く時間帯になると本当に眠くて、無意識をというか、たまらなく睡眠を、恋しがって止まないのだった。人生の殆どを寝て過ごしている。勿体無い気もしなくはないが、あんまり気にしなくなった。

平日は身体がへとへとになって、休日は真っ先に癒しを求める。これもパターン化してきた。
SMAPの『Jive』という曲をかけているのだが、先日久々に耳にし、思い出したように聞き続けている。これを聞いてから精神状態が良い。2002年に出たアルバム収録曲なのだが、大好きな曲だった。11歳の時。ジャニーズ好きのクラスメイトがいて、その子の家にMDを持って遊びに行っていた。コンポを借りて、小音量で『Drink!Smap!』(アルバム名)を流しながら、文字通り、その空気に浸っていたと思う。大袈裟でなく。なぜ小音量なのかはその家のおばあちゃんが厳しかったから、だったような。
だがそのあたりの詳細はやっぱり忘れてしまう。

当時、生きているのが楽しかったと思う。勿論、「なぜ生きているのか」については既に悩み始めていたので苦しい時期もあったが、国語が大得意の、太っちょのお調子者でしかなかった。
それが時を経てゆくうちに、何かになれるのではないかという、あやしい自信を手にしまったせいで、おかしくなったのだろう。元来何も持っていないのに、その気持ちはどうして生まれてしまったのか。悲しいなと思う。
あなたは何ができますかと問われて簡単に壊れてしまう程度の自信だったので、別段綺麗に語ることでもないのだが、恐らく誰にだって、「私は何だってできるのだ」と意気込んでやっていく時代があることを知った。大学時代に同じような人々を見たので。

今、当時ほどではないが生きているのも悪くないと思う。
鬱状態になることはしばしばだが、ならない方がおかしいと信じている。だが私には思い出がある。記念すべき日がいくつかある。
そしてこの先も思い出を作りたい。人にはナイスな対応を心がけたい。歳をとったからか分からないが、「忘れる」技も身についてきた。何になりたかったのかも、何になれると信じていたのかも、今覚えていたところで役立たずだと感じる。
書きたいことがまとまらなくなってきた。兎に角、『Jive』は最高だと言うこと。今ずらずら書いたようなことが全部詰まっている曲だと言うこと。
それだけです。

17

土曜は壁に頭突きをして叱られた。迷惑をかけてしまったのと、頭突きさせてもらえないのとで悔しい気持ちが溢れてくる。単に情緒不安定なだけなのだが、その後もぼろぼろ泣けてしまった。
少し落ち着いたら、腫れた目で外に出た。

日曜。朝、昨晩買っておいたアロエヨーグルトを食べる。中学時代のクラスメイトに、休み時間になると購買部で必ずアロエヨーグルトとたこ焼きをセットで買う子がいたのを思い出した。

少し前、私が蚤の市に行きたいと言っていて、それが今週開催されている。夫が蚤の市に行かなくて良いのかと提案してくれたが、私の物欲が失せたので行かないことになった。今欲しいものがない。先週まで確かに、蚤の市のことなど考えていたのに、もうどうでも良くなってしまった。また来週になったら、この気持ちも変わっているのだろう。 

今日は、大胆な感じで床に寝そべった。
ベランダの物干し竿から洗濯物が垂れていて、風に揺れるそれらを寝転びながら見ていた。よく見ると、夫のめがね拭きも小さくなびいていた。自分で干したんだなと思った。

可愛いのでずっと見ていた。

 

朝、アロエヨーグルト、菓子の残り
昼、高菜チャーハン、スープ
夜、キーマカレー(高円寺のとある店。とても辛かった)